母の日にはカーネーションを贈る方々が多くみられます。今年は違うお花に挑戦したい!けど様々な花がたくさんあって、贈る側はどれを選んだらいいのか迷ってしまう。というケースもあることでしょう。
ここでは母の日に贈る花はどんなものを選べばいいのか、その選び方やポイントをご紹介します。
母の日に生花をおすすめする理由
花束をもらうと特別な気分
普段の生活で花束を誰かに贈る風習は日本人だとちょっと照れ臭がり、あまり慣れていないかもしれません。ですので贈る人も贈られた人も、いつもより特別な気分にさせてくれる、それが花束です。
花束を飾ることで、いつものお部屋がなんだかホテルのような雰囲気に変わります。また母の日のお祝いムードを盛り上げてくれるアイテムにもなります。贈られた人の心や過ごす時間に喜びや潤いを与えてくれる花束は、母の日にぴったりです。
さらに、花はカラーやアレンジメントに幅があって選びやすい贈り物です。使い道を限定してしまうというようなプレゼントではありません。贈りやすく、なおかつ受け取った人が特別な気分を味わうことができるという理由から、母の日には花の贈り物をおすすめします。
花は気軽に飾れる
贈られた花束は、そのまま花瓶に挿して楽しむことができますね。花があるとお部屋の中が一瞬にしてパッと明るくなり、届いたその日から飾れるので、活けてる間ずっと母の日のお祝い気分を味わえます。
好きな場所に飾ることができるフラワーアレンジメントなら、インテリアとしても楽しめておすすめです。
鉢植えなら長く楽しめる
鉢植えタイプの花は長く愛でることができるので、ガーデニングが趣味のお母さんにぴったり。
植物にもよりますが、上手な管理方法なら毎年きれいな花を咲かせてくれます。と同時に母の日のいい思い出も毎年思い出せるのではないでしょうか。
母の日に贈る花の選び方
季節の花を選ぼう
母の日は、毎年5月の第二日曜日=新緑の季節です。様々な花が生き生きとする季節ですので、旬の花を贈るのはいかがでしょうか。
アジサイ
品種改良によりバリエーション豊かな色彩と形を楽しめるアジサイは、母の日に贈る花の中でも大人気です。たくさんの品種があり、形や色合いも豊富です。また、日本風土の気候がよく合い、丈夫で育てやすく、最盛期の母の日から秋まで長く楽しめます。
ベゴニア
アジサイと同じくらい人気のあるベゴニアは、比較的育てやすい花として人気です。普段はガーデニングをしたことがないお母さんにも扱いやすい植物ですのでおすすめです。
カーネーションのようにいくつものフリルがあるベゴニアは、ゴージャスな雰囲気があり、単色ではなくグラデーションもついているので贈り物としてぴったりです。
バラ
バラは最盛期が5月〜10月ですので、母の日はちょうど旬の時期を迎えています。同じ色のバラを何十本も花束にしてプレゼントしてもゴージャスで喜ばれますし、赤や黄色などカラフルな色をミックスしたバラの花束はとてもキュートです。
鉢植えのバラを贈る場合は少し配慮が必要です。というのもバラはガーデニング初心者には育てるのが難しい植物だからです。しかし、つるバラと呼ばれるバラなど育てやすいタイプもあります。丈夫な品種が多く、大輪のバラのように豪華な雰囲気はありませんが、小ぶりで可憐な花をたくさん咲かせてくれます。
ガーデニングは得意ではないけれど、バラは好きというお母さんにおすすめです。
ブーゲンビリア
トロピカルな雰囲気で見ていて飽きない花がブーゲンビリアです。幾重にも重なった花びらのように見える「苞葉(ほうよう)」が美しく、育てやすさもあって人気の花です。
バリエーション豊かな咲き方と色を持つブーゲンビリアの花言葉は「情熱」や「熱心」という意味があります。いつも熱心に家事や仕事を頑張っているお母さんに贈ってみてはいかがでしょうか。
カラー
ナチュラルウェディングのブーケで使われるイメージが強いカラー。1本でも存在感があるカラーは、母の日のプレゼントでも静かな人気を誇る品種です。
母の日が近くなるとピンクやオレンジ、ブラックなど鮮やかな色のカラーが出荷されます。耐寒性の強い植物ですので、上手に育てれば翌年も花をさかしてくれることでしょう。
上品で落ち着いた雰囲気のカラーを、他の花と一緒にブーケにしてプレゼントするのもよいですね。
ペラルゴニウム
フリルのような可愛らしい花弁を鉢いっぱいに咲かすペラルゴニウムは、花持ちがよいので長く愛でることができます。コンパクトながらも次から次へと小花を咲かせてくれます。
まるで蝶々が飛んでいるような見た目のペラルゴニウムは、可愛らしいお母さんにぴったりです。
飾りやすい花を選ぼう
花束
いつもリビングやキッチンなどに切り花を飾る習慣がある、ガーデニングが趣味とまでは言わないが花が好き、というお母さんには花束がおすすめです。花瓶に活けるだけで簡単に花を楽しめます。
普段は数本の花を活けて楽しんでいるお母さんに、母の日はボリュームたっぷりの花束を贈ってみてはいかがでしょうか。自分ではそこまで買えないような贅沢な量を、母の日を機会にプレゼントしてもらえると嬉しい気分になります。
ただし、活ける花瓶が自宅にない場合も考えられますよね。その場合は花束と花瓶のセットで贈ってもよいでしょう。
鉢植え
ガーデニングが趣味、花を長く愛でたいというお母さんに贈るなら、鉢植えタイプがよいでしょう。上手に育てれば翌年以降も花を楽しめるかもしれません。
鉢植えタイプを贈る時のポイントは、手入れが簡単で育てやすい花かどうか、ということです。いくらガーデニングが趣味とはいえ、扱いが難しい花を育てるのは大変なことです。なるべく手間のかからない方法でお手入れがしやすい花を選んだほうが無難と言えます。
アレンジメントフラワー
届いたその日からそのまま飾ることができるアレンジメントは、忙しいお母さんにもぴったりな贈り物です。フラワーボックスというかごにアレンジメントされているタイプは、花瓶に移し替える手間もなくそのまま置くことができ、水を換える必要もありません。
様々なアレンジメントがありますので、お母さんの好みをさりげなく聞いてからオーダーするのもよいですね。
花言葉で選ぼう
母の日に贈る花を花言葉から選んでみるのもよいでしょう。花言葉とその花を選んだ理由を一言メッセージに書き、花に添えて渡すのも素敵です。
ここではどんな花言葉があるのか、母の日に贈る代表的な花の花言葉をご紹介します。
バラ
- ・赤は「愛・恋」「真実の愛」
- ・ピンクは「感銘」
バラの花言葉を見ると「愛、感銘、尊敬」などがありますので、父の日にも贈られることもあります。母の日に続き父の日にも花言葉を書き添えてバラを贈るのもよいですね。
チューリップ
チューリップ全般を代表する花言葉は「博愛」や「思いやり」ですが、色によって意味が違います。
- ピンクは「愛の芽生え」「誠実な愛」
- オレンジ「照れ屋」
色によっては母の日に不向きな花言葉もあります。(白は「失われた恋」、黒は「私を忘れてください」など)感謝を込めて贈る母の日にはピンクやオレンジなどをおすすめします。
ガーベラ
ガーベラ全般は「希望」や「常に前進」などがあります。
- ピンクは「崇高美」や「熱愛」
- 赤は「情熱」や「前向き」、「限りなき挑戦」
- 白は「希望」や「純粋」、「純潔」
その他黄色のガーベラには「優しさ」、「親しみやすい」といった花言葉があります。
アジサイ
アジサイ全般の花言葉は「移り気」、「浮気」、「無常」といったようなネガティブな言い表し方なのですが、色ごとによって母の日にぴったりな花言葉があります。
- 青は「辛抱強い愛情」
- ピンクは「元気な女性」
- 白は「寛容」
このように個別の色がもつ花言葉には母の日向きなものがありますので、お母さんのイメージに合うような色を探して贈ってみましょう。
母の日に贈る花を選ぶ時の注意点
お手入れしやすい花を選ぶ
毎日花瓶の水を換える作業というのは、面倒な手間を相手にかけることになります
鉢植えの場合も、なるべく育てやすくて丈夫な品種のお花だと、翌年も花を咲かせてくれて楽しめます。
母の日に花を贈る時の注意点
ネットのショップで注文する場合
実物を直接自分の目で確認して贈ることができません。一本一本チョイスして眼の前でアレンジしてもらう訳ではありませんので、イメージしていたものとは違うスタイルで届いてしまうこともありえます。
直接確認して贈りたい場合は、花屋さんなどで注文して贈るようにしましょう。
贈る花のサイズをチェックしよう
ゴージャスで大輪の花を咲かせる鉢植えは、見栄えもよく、お祝いにはぴったりですよね。でもちょっと待ってください。あまりに大きい鉢植えは置き場所に困ってしまうことがあります。
例えば大輪の胡蝶蘭などは、高さが約80~100cm位まであるため、自宅の置き場所を確保する必要があります。大輪のお花を咲かせる鉢植えの場合は、お部屋の大きさも考慮してサイズをチェックしましょう。
まとめ
誰かを想いながら花を選んで贈ることはとても素敵なことです。たとえ一本の花でも「ありがとう」という気持ちで渡されたのなら、贈られた方はとても嬉しい気持ちになります。
ここでご紹介した花の種類は母の日に贈る花の定番ですが、これ以外にもお母さんが好きな花をリサーチしてみるのもいいですね。毎年カーネーションしか贈ったことのない人は、今年の母の日はちょっと変化を加えて別のお花を贈ってみてはいかがでしょうか。
贈る方も贈られる方もハッピーな気持ちになる母の日となりますように。
