最近お子様の習い事の中で、バレエが人気な習い事になってきています。自分のお子様だけでなく、お知り合いのお子様が通われている方も増えてきているのではないでしょうか?
一年に一回、あるいは半年に一回行われる発表会に行かれるとき手ぶらで行くよりも何かプレゼントを持っていかれると喜ばれます。一般的には花束がかさばらず、見栄えもよくおすすめです。
ここでは、どのような花束が良いのか、花の種類や選び方、値段、購入するうえで注意しておくべきことなどをご紹介します。
発表会の花束で喜ばれる花の種類
ガーベラ
ガーベラはピンクが一般的ですが、他にも黄色、赤、オレンジ、白などのカラーバリエーションがあります。色によって花言葉が変わります。
- ピンク:感謝・崇高美
- 黄色:究極美・究極愛
- 赤:神秘・燃える神秘の愛
- オレンジ:神秘・冒険心
- 白:希望・律儀
花の色によってこのような意味合いがあります。
ガーベラは色味がとても華やかなうえ、生け花ともとっても相性があいます。ガーベラを中心にカスミソウなどを一緒に入れるだけでも子供らしく明るくやわらかな花束に仕上がります。
スプレーバラ
スプレーバラの花言葉は「愛」「君のみが知る」「温かい心」「一時の感銘」という意味があります。バラの中にはたくさんの種類がありますが、小さめのブーケを作るときはスプレーバラを選ぶとボリュームもあり丸く可愛らしい花束に仕上がります。
普通のバラと違い、一本の茎に3輪以上の小さなバラが咲いているバラのことをスプレーバラと言います。本数は少なくても、とても豪華にみえ華やかになります。
カスミソウ
カスミソウの花言葉は「清らかな心」「無邪気」「感謝」です。カスミソウは一年中咲いています。メインの花になることはありませんが、メインの花をしっかり彩り、どんな花にもとっても馴染みます。
ここ最近、人工的に緑や青、紫などに染めたカスミソウも出ていてとてもきれいですが、脇役として添えるなら間違いなく白を選ぶと全体的にきれいにまとまります。
デルフィニウム
デルフィニウムの花言葉は「清明」「高貴」になります。こちらの花は男の子のプレゼントにお勧めです。
お花屋さんによってはあまり青いお花を置いてあるところは少なくありませんが、デルフィニウムをそろえているお花屋さんは多くあります。
また青だけでなく紫、白、ピンク、黄色もありますので、混ぜてブーケにするのも大変華やかに見えます。
デルフィニウムは一本の茎からたくさんの花が咲いているというだけでなく、色もとても鮮やかなのでブーケにするととても立派で華やかな印象を与えます。
発表会では好まれない花
水仙、フリージア、グラリオサなど、花粉の多い花や香りが強い花は衣装に花粉や香りがつきます。また季節違いの花を買うと散りやすくなり、花びらが落ちて見た目も悪くなりますので、控えてください。
アレンジメントしてある花は容器に少し水が含んであったりスポンジに水を含ませてあることがあります。そのため、ふとした時に水がこぼれてしまって舞台や衣装を濡らしてしまうこともありますのでアレンジメントしてあるお花を渡すのは賢明ではありません。
枝ものは衣装を破いてしまうだけでなく、お子様や他の子も怪我をさせてしまう危険もありますので、やめてください。
適度な大きさとはどれくらいか
発表会ではたくさんの方から花束を受け取る場合があります。そういった時にほかの方からいただいた花束の邪魔にならないように気を使う必要があります。一人大きく目立った花束は他の方に対して失礼になります。
大きすぎるとお子様の顔が隠れてしまったり、衣装が汚れてしまったりします。また花束が長すぎると写真撮影ではせっかくのお子様の衣装が隠れてしまいます。なので、大きさは幅20cm~25cm、高さは20㎝~25cmのものが適切です。
先生にお渡しする花束はどうすればよい?
もし、自分のお子様がバレエの発表会に参加するとなると先生にもお礼と感謝の気持ちを込めて花束を贈ります。花束の花の種類も、大きく遠くからも見ても映えるような花を選ぶと豪華になります。
大きさはお子様の花束と違って、大きくボリュームのある花束のほうが見栄えもよく華やかになります。もちろん先生のお好きな花が事前にわかっていればその花を中心にいけてもらってください。
あまりきつい色になりすぎず、ピンクや紫、白を基調とした色を選ぶとドレスにも合いますし、花ばかり強調し過ぎずバランスがとれます。
花束の中に百合をいれることでグッと清楚になります。
先生にお渡しする花束の中に百合を入れると一層豪華な花束になります。
白百合の花言葉は「純潔」「威厳」、黄色の百合は「偽り」「陽気」、オレンジは「華麗」「愉快」「軽率」、赤やピンクは「虚栄心」です。
しかし、百合には花粉がついているので、開いている百合の花をお渡しする場合は、渡す前に花粉は処理してから渡します。また白い百合の花束だけだと、縁起が悪いと思う方もいるので注意してください。
白い百合をお渡しするときは他の花も混ぜた花束にするのが良いでしょう。
春から夏にかけてはカラーも長持ちして花束のアクセントになります。
カラーの花言葉は「乙女のしとやかさ」「清浄」という意味があります。黄色は「壮大な美」、ピンクは「情熱」、紫は「夢見る美しさ」です。
カラーバリエーションもとても豊富なので他の花と合わせて購入するとより一層清楚で大人な雰囲気の花束になります。
カラーは秋や冬は葉が枯れてしまうため、お花屋さんでは見かけることはありませんが、春から夏にかけてはどこの花屋さんでも見かけることが出来ます。
本数が少なくても圧倒的な存在感で花束をより一層上品に、また豪華に仕上がります。
先生への贈る花束の相場
お値段は3000円から10000円が相場となります。あまり高い値段ですと先生も恐縮してしまうので10000円以内におさえることをお勧めします。
また最近では母親が何人か集まって一つの大きな花束を上げることもありますが、そういった場合は人数にもよりますが10000円くらいの大きな花束をおすすめします。
お子様へ渡す花束の相場はいったいいくら?
花の値段によってさまざまですが、一般的には3000円前後と言われています。しかし、あげる相手との関係性によっても相場は変わります。
知り合いのお子様などでは3000円から5000円。身近な親戚や気心している方のお子様なら2000円から3000円の花束で十分です。
ガーベラは時期によって異なりますが、1本約100円から200円。オンラインで購入する場合は10本単位での購入になります。
ガーベラを主役にしたブーケを作ると大体2000円から3000円程度の値段で豪華な発表会用の花束を作ることができます。
スプレーバラの値段は150円から250円。4000円ほどで豪華な花束にすることが可能ですが子供の発表会には少し豪華すぎてしまうので、他のお花も一緒に混ぜると良いバランスがとれます。
カスミソウは一本300円から400円。お子様の発表会でカスミソウだけで花束を作るのは少し色どりにかけるのでお勧めしませんが、何か他のお花と合わせることでとても豪華に花束を彩ってくれます。
デルフィニウムは一本あたりの値段が250円から300円近くになります。デルフィニウムと他の種類のお花を混ぜたとしても3000円前後でかわいらしい花束を作ることが出来ます。
お花一つ一つがとても大きく、華やかなので本数はそんなに必要ありません。デルフィニウム数本と他の花を混ぜるだけで、豪華な花束を3000円前後で仕上がることが出来ます。
花束以外にも喜ばれるアレンジ方法
ブリザードフラワー
ブリザードフラワーは前もって用意しておいても枯れずに半永久的に長持ちします。また箱などに入っているものならば貰った方も持ち帰りしやすく迷惑かけません。
ブリザードフラワーだから出来る、たくさんのアレンジ方法で見る人を楽しませます。例えばバレエシューズの中にお花が入っているものや、チュチュを着ているクマと一緒にお花をアレンジしてあるものなどたくさんのオプションから選ぶことが出来、お子様に喜ばれます。
また、ブリザードフラワーは水を使わないので、水がこぼれて衣装が塗れたり会場を汚したりする心配もありません。
アレンジメントフラワー
楽屋などに飾るのに喜ばれるのがアレンジメントフラワーです。アレンジメントフラワーとはバスケットや陶器の入れ物に生け花のようにいけてあるものです。
花瓶などが不要なのでそのまま部屋に飾ることが出来ます。また見た目もぬいぐるみを使ったりと豪華にアレンジすることが可能のため、一つだけでも豪華にお部屋を彩ります。
こちらは器に水が入っていたりスポンジが湿って入っている場合もあるので、お渡しするときはその旨を必ず伝えましょう。
花束に添えるメッセージカード
花束と一緒にメッセージカードも必ず添えます。バレエの発表会となるとお花をたくさんの方からもらいます。せっかくあげたのに、もらってないと思われたりお互い嫌な思いをするのでメッセージと一緒に名前も書いてください。
メッセージカードは必ず封筒に入れて花束の中にそっと入れます。ただカードだけ入れるのではなく、きちんとした便箋と封筒を使ってお手紙を書くのが礼儀です。
お子様へお渡しするメッセージカードの内容
お子様からお友達へあげるのであれば、「たのしみにしています」「はっぴょうかい、がんばってね」など、お子様の字で書かれていると大変喜ばれます。
大人の方からお子様にというのであれば、「発表会おめでとう。これからも頑張ってね」などお子様にもわかりやすい文面で書きます。しかし、渡すタイミングが発表会の前なのか、後かによっても文脈が変わってきます。
先に渡すのに「とってもきれいだったよ」や「〇〇ちゃん、とてもきれいでした」ではお文脈があいません。確認できるのであれば先に確認してください。
しかし確認できず、先に渡すのか後に渡すのかわからない場合は当たり障りのないメッセージにしておきます。
例えば「発表会おめでとうございます」「舞台を見ることが出来てとても嬉しいです」「これからも応援しています。」といういった文章ならば先に渡しても後に渡しても文章的にはおかしくなりません。
先生へお渡しするのメッセージカードの内容
先生へ贈る花束にもメッセージカードを添えてお渡しします。カードにはお子様の名前はもちろん、お母様の名前も一緒に書きます。メッセージには日ごろの感謝の気持ちを伝えお手紙に添えます。
例えば以下のようなメッセージが添えられていたらどうでしょうか?
- 「先生のお陰で〇〇は毎日楽しくピアノの練習に取り組んでおります」
- 「先生のお陰で私も娘も一緒に成長することが出来ました」
- 「ひとえに先生の日ごろのご指導のお陰だと私共は大変感謝しております」
- 「これからも精進してまいりますので今後ともご指導よろしくお願いいたします」
- 「寒さも厳しくなってきましたが、先生もご自愛くださいませ」
感謝を気持ちとお礼、これからもお願いしますという思いが込められたメッセージがあると、プレゼントした花の意味合いが一層深まります。
またお母さまからだけでなく、お子様も一言メッセージを寄せると先生も大変うれしく感じます。「先生、いつもありがとう」「これからも、れんしゅうがんばります」など簡単な一言で十分です。
最後のまとめ
一年に何度かしかない発表会。きれいなお花を片手にお祝いしてあげたいですよね。お子様が好きなお花や色があればそれに合わせて注文する事が一番の嬉しい花束のプレゼントになります。
お花屋さんでオーダーする前に、ある程度自分の中で花束の出来上がりをイメージをしてから注文すると、自分の理想の花束を作ってもらうことが出来ます。
ただお任せにしてしまうと、もちろん相手はプロなのできれいに花束を作ってくれますが、オリジナルさがなくなってしまってありきたりの花束になりがちです。なので事前に好きなお花を聞いて準備しておいてください。
発表会当日、舞台場所近辺のお花屋さんで購入しようと思うと大変混雑します。花束一つ完成させるのに15分から20分程度かかります。開始時間に遅れてしまったり、自分のお気に入りの花が売り切れていてなかったりなんていうことが多々あります。
なので、時間に余裕をもって買いに行かれるか、前もって近くのお花屋さんに予約しておくよう準備しておいてください。
メッセージカードには必ずお子様の名前とお母さまの名前、そして誰に渡した花束なのかの宛名もしっかり記入し、きちんとした封筒、便箋で書いてお渡ししてください。
